仮想空間の美術館とは
本間美術館 Twitter部です。
今回は山形県天童市の広重美術館さんのご紹介です。
メタバースとは・・・。
近頃聞くようになったワードのひとつ。
でもまだ聞いたことがない方も少なくないのではないでしょうか。
メタバースとはコンピューターの中で構築されたバーチャル(仮想)空間や企業などが提供するサービスを指します。
オンライン上でコンサートのイベントなどが行われ、参加者はアバターと呼ばれる自分の分身のようなもので参加できます。このアバターの容姿も様々で見ているだけでも面白い。
メタバースを利用するには割とハイスペックなパソコンとVRゴーグルとスティックなどのコントローラーが必要で、初めて体験する人にはちょっとだけハードルが高めかもしれません。

この技術を用いている美術館に【広重美術館】(山形県天童市)があります。
世界的にコロナ感染症が蔓延してからは休館を余儀なくされてしましましたが、
しっかりバーチャル空間の中で美術館は開かれていました。

広重美術館では以前から浮世絵の収蔵品の中から60余点をデータベース化【デジタル高精細】をすすめており、この活用方を模索していたところ、あるきっかけで【TOPPAN(凸版印刷)】のメタバースコンテンツ「ミラバース」とのコラボレーションが実現しました。

現在ミラバース上の広重美術館展示スペースには33作品を展示中。
定期的に学芸員によるギャラリートークなども開催されており参加者はアバターにより聞くことができ、世界中のユーザーと身近にコミュニケーションをとることができるそうです。
アバターの容姿も十人十色でとても面白い方々が存在しアバターを通して様々なことができ、自由な動きができたり、ピクチャーしSNS(Twitterなどのソーシャルネットワーク)で投稿するなど。
日本にはVR利用者の人口は数十万人といわれています。
世界的にはもっとたくさんの人達がいて、メタバースには街があり企業も参入しており、菓子メーカーなどはアバター達に自社のお菓子を配り、もらったユーザーたちはピクチャーしてSNSに投稿し、それをフォロワーと共有する。
まさにユーザー同士が融合し企業宣伝に一躍かっている状況で、バーチャルの中から現実社会へと繋がっているということですね。

バーチャルとリアル
先に述べたようにこのメタバースでVRを体験するには高機能スペックのパソコンでないと滑らかな動作環境で利用できないという点もあります。
しかしこの先開発がもっとすすめば多くの方々が利用できるようになりもっと身近な存在になるのではないかと学芸員の方がいいます。
確かに考えて見ると携帯電話も発売された当時は高嶺の花のようなものでしたが、今はほぼ一人一台所有し当たり前になりましたね。
広重美術館はメタバースのユーザー側でもあります。このバーチャルなコンテンツを広げるにはもっと様々な努力が必要なのも事実。メタバースというワードの知名度も決して高いとは未だ言えません。
しかしコミュニケーションツールとして何かしら可能性はある。
美術館だけではなく医療など社会性のあるものを作り出したり、皆が手探りしながら摸索してVRで何ができるかが見えてくればコミュニケーションツールとして確立していくかもしれません。
正にこれからが真の利用価値を見せるかがこのコンテンツを活かす鍵だといえるでしょう。
本物の持つ力
浮世絵は当時一枚の肉筆で描かれていましたが世に広める為に何枚も刷ることが出来る版画の技法を用いたので星の数ほどあります。そして浮世絵を通して描かれている時代の暮らしなどを知ることが出来る、浮世絵は漫画と似ていると思います。漫画も近い将来研究対象になるでしょう。いや既になっているかな。
そしてこのメタバースやVRをきっかけに浮世絵を知ってほしい、本物を見てほしい。「リアル」なものは絶対残さなくていけないものであり、バーチャルはリアルと共存していかなくてならなと思いますと学芸員さんはいいます。
これからの展開はメタバースの中にミュージアムショップを設けeコマース(インターネットショッピング)も展開。作品の貸し出し展示会も既に決まっているそうです。
それとリアルの広重美術館の再開を目指しているそうで、これからが楽しみです。
広重美術館オフィシャルサイトとTOPPAN(凸版印刷)さんのサイトでもメタバースの仕様をご覧になれます。
【広重美術館さんオフィシャルサイト】
【TOPPAN凸版印刷さん/メタバース記事】
本間美術館 Twitter部です。
今回は山形県天童市の広重美術館さんのご紹介です。
メタバースとは・・・。
近頃聞くようになったワードのひとつ。
でもまだ聞いたことがない方も少なくないのではないでしょうか。
メタバースとはコンピューターの中で構築されたバーチャル(仮想)空間や企業などが提供するサービスを指します。
オンライン上でコンサートのイベントなどが行われ、参加者はアバターと呼ばれる自分の分身のようなもので参加できます。このアバターの容姿も様々で見ているだけでも面白い。
メタバースを利用するには割とハイスペックなパソコンとVRゴーグルとスティックなどのコントローラーが必要で、初めて体験する人にはちょっとだけハードルが高めかもしれません。

この技術を用いている美術館に【広重美術館】(山形県天童市)があります。
世界的にコロナ感染症が蔓延してからは休館を余儀なくされてしましましたが、
しっかりバーチャル空間の中で美術館は開かれていました。

広重美術館では以前から浮世絵の収蔵品の中から60余点をデータベース化【デジタル高精細】をすすめており、この活用方を模索していたところ、あるきっかけで【TOPPAN(凸版印刷)】のメタバースコンテンツ「ミラバース」とのコラボレーションが実現しました。

現在ミラバース上の広重美術館展示スペースには33作品を展示中。
定期的に学芸員によるギャラリートークなども開催されており参加者はアバターにより聞くことができ、世界中のユーザーと身近にコミュニケーションをとることができるそうです。
アバターの容姿も十人十色でとても面白い方々が存在しアバターを通して様々なことができ、自由な動きができたり、ピクチャーしSNS(Twitterなどのソーシャルネットワーク)で投稿するなど。
日本にはVR利用者の人口は数十万人といわれています。
世界的にはもっとたくさんの人達がいて、メタバースには街があり企業も参入しており、菓子メーカーなどはアバター達に自社のお菓子を配り、もらったユーザーたちはピクチャーしてSNSに投稿し、それをフォロワーと共有する。
まさにユーザー同士が融合し企業宣伝に一躍かっている状況で、バーチャルの中から現実社会へと繋がっているということですね。

バーチャルとリアル
先に述べたようにこのメタバースでVRを体験するには高機能スペックのパソコンでないと滑らかな動作環境で利用できないという点もあります。
しかしこの先開発がもっとすすめば多くの方々が利用できるようになりもっと身近な存在になるのではないかと学芸員の方がいいます。
確かに考えて見ると携帯電話も発売された当時は高嶺の花のようなものでしたが、今はほぼ一人一台所有し当たり前になりましたね。
広重美術館はメタバースのユーザー側でもあります。このバーチャルなコンテンツを広げるにはもっと様々な努力が必要なのも事実。メタバースというワードの知名度も決して高いとは未だ言えません。
しかしコミュニケーションツールとして何かしら可能性はある。
美術館だけではなく医療など社会性のあるものを作り出したり、皆が手探りしながら摸索してVRで何ができるかが見えてくればコミュニケーションツールとして確立していくかもしれません。
正にこれからが真の利用価値を見せるかがこのコンテンツを活かす鍵だといえるでしょう。
本物の持つ力
浮世絵は当時一枚の肉筆で描かれていましたが世に広める為に何枚も刷ることが出来る版画の技法を用いたので星の数ほどあります。そして浮世絵を通して描かれている時代の暮らしなどを知ることが出来る、浮世絵は漫画と似ていると思います。漫画も近い将来研究対象になるでしょう。いや既になっているかな。
そしてこのメタバースやVRをきっかけに浮世絵を知ってほしい、本物を見てほしい。「リアル」なものは絶対残さなくていけないものであり、バーチャルはリアルと共存していかなくてならなと思いますと学芸員さんはいいます。
これからの展開はメタバースの中にミュージアムショップを設けeコマース(インターネットショッピング)も展開。作品の貸し出し展示会も既に決まっているそうです。
それとリアルの広重美術館の再開を目指しているそうで、これからが楽しみです。
広重美術館オフィシャルサイトとTOPPAN(凸版印刷)さんのサイトでもメタバースの仕様をご覧になれます。
【広重美術館さんオフィシャルサイト】
【TOPPAN凸版印刷さん/メタバース記事】
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